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ほのぼの
妹は陸上の短距離選手をやっていて、走るフォームはそりゃかっこいい。
ところがね、この間車に乗せて買い物に連れてってやったとき、
俺が待っている車のとこに走って戻ってくる様子が、例の「女の子走り」だったんだよ。
膝下だけで走る感じ? 肘を腰の当たりに付けちゃって手を横に振る、アレ。
俺もう30分も待ってるのに、こいつ何モタモタしてんだと。

「こらなに女の子のフリしてんだよ。待ってんだからいつものようにダダーっと走って来いや」
って言ったら、

妹「おっぱいが揺れないように走るとこうなるんだよ! スポーツブラじゃないんだから!」
妹「揺れると痛いんだからね! そんなことも知らないから、彼女できないんだよ!」

そういうもんなんですか。ま、確かにソレが揺れたら痛かろう。
でもそういうことを大声で言うような性格だから、お前も彼氏できないんじゃ? とも思ったが、
むしろ昔、「お兄ちゃん待ってようー」と必死で一直線に走って追いかけてきた、
あの幼かった妹はもういないんだなという、寂しさというか感慨が深まった一日であった。


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ほのぼの
510 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/05/24(土) 23:41:50 ID:I5eU2Mt90
先日、ファミリーレストランで支払いをしたら、レジの女の子が「こちら、
鉄板が熱くなっておりますので、火傷には十分注意をしてお召し上がり下さい」
といいながら、おつりとサービスカードをくれた。ハッと気がついた女の子は
「新年早々ワケワカンナイ事を…」と呟き、真っ赤な顔を伏せていた。

ほのぼの
死んだ親父はよく食いに連れてってくれたな
うまいんだけど、親父は食うのが早くて、
食い終わるとじっと怒ったよな顔でオレが食べるのを見てた。
「早く食え」って言ってるみたいでちょっとヤだった。

こないだ初めて子供とラーメン屋に言ったら、やけにおいしかったらしく
ガツガツ食うわ、あせって水飲むし、ちっこい手で丼つかんでスープ飲んでハァハァいってる
可愛かった
そしたら「ねぇなんでじっと見てるん?怒ってる?」

オヤジ・・・・

ほのぼの
ヘタレプログラマーは,今日も仕事で疲れきって,遅くなって家に帰ってきた。すると,彼の5歳になる娘がドアのところで待っていたのである。彼は驚いて言った。
「まだ起きていたのか。もう遅いから早く寝なさい」「パパ。寝る前に聞きたいことがあるんだけど」
「なんだ?」
「パパは,1時間にいくらお金をかせぐの?」
「お前には関係ないことだ」ヘタレプログラマーである父親はイライラして言った。「なんだって,そんなこと聞くんだ?」
「どうしても知りたいだけなの。1時間にいくらなの?」女の子は嘆願した。 「あまり給料は良くないさ・・・20ドルくらいだな。ただし残業代はタダだ」「わあ」女の子は言った。「ねえ。パパ。私に10ドル貸してくれない?」
「なんだって!」疲れていた父親は激昂した。「お前が何不自由なく暮らせるためにオレは働いているんだ。それが金が欲しいだなんて。だめだ!早く部屋に行って寝なさい!」
女の子は,黙って自分の部屋に行った。
しばらくして,父親は後悔し始めた。少し厳しく叱りすぎたかもしれない...。たぶん,娘はどうしても買わなくちゃならないものがあったのだろう。それに,今まで娘はそんなに何かをねだるってことはしない方だった・・・
男は,娘の部屋に行くと,そっとドアを開けた。
「もう,寝ちゃったかい?」彼は小さな声で言った。「ううん。パパ」女の子の声がした。少し泣いているようだ。
「今日は長いこと働いていたし,ちょっとイライラしてたんだ・・・ほら。お前の10ドルだよ」
女の子は,ベットから起きあがって,顔を輝かせた。「ありがとう。パパ!」
そして,小さな手を枕の下に入れると,数枚の硬貨を取り出した。
父親はちょっとびっくりして言った。「おいおい。もういくらか持ってるじゃないか」
「だって足りなかったんだもん。でももう足りたよ」女の子は答えた。そして,10ドル札と硬貨を父親に差しのべて...
「パパ。私,20ドル持ってるの。これでパパの1時間を買えるよね?」

ほのぼの
819 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。[sage] 投稿日:04/06/21 03:01 ID:L88saJLL
中学生の頃、妹は二重人格だった。
なんでも、火を見ると「影羅(エイラ)」という魔族の人格が現れるそうで、
真っ暗な部屋の中で唐突にマッチを擦っては、
「……ヘヘ、久しぶりに外に出られた。この小娘は意思が強すぎて困るぜ(笑」
などと乱暴な口調で叫んだりしていた。
ある日、夕食の時に「影羅」が出たことがある。
突然おかずの春巻きを手掴みでムシャムシャと食べ始めて、「久々の飯だぜ(笑」と言った。
食べ物関係のジョークを一切許さない母が、
影羅の頭にゲンコツ振り落とすと影羅は涙目になっておとなしくなった。
それ以来、食事時に影羅が出たことは無い。
そして別人格とやらは、妹が高校に入った辺りでパタリと出なくなった。
最近になって、大学生になった妹にその頃のことを尋ねたら、
クッションに顔を埋めて、手足をバタバタさせてのた打ち回っていた。

material:ふわふわ。り  template:ゆずろぐ

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